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北欧の覇権を握る

スカンジナビア半島東部に10世紀頃ノルマン人が入植し、スウェーデンを建国します。
スカンジナビア半島の各国や対岸のデンマークと共に、古くから独自の文化や神話を発展させていきます。
スウェーデンにキリスト教が伝わるのも10世紀以降と他の国と比べると遅く、遅く伝わったことも独自文化を高める結果に繋がります。
内海であるバルト海を中心に交易活動を活発に行った事から、陸軍、海軍ともに強く、各地でヴァイキングとして、傭兵活動や植民活動に務めてきました。

中世以降はスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークと北ヨーロッパの国が北欧の覇権争いを行い、スカンジナビア半島は統合したり分離したりを繰り返します。
1397年にスウェーデンは、デンマーク主導のカルマル同盟の一員となりますが、1523年に独立します。
17世紀には、エストニア、ラトビアを領土に組み入れ、デンマーク=ノルウェー連合を従属下に置き一大帝国を築きます。

しかし18世紀初頭の七年戦争やナポレオン戦争では、プロイセンやロシアのスウェーデン包囲網の前に大敗し、バルト海の大帝国は崩れていきます。
1809年になると、フィンランドを完全にロシアに奪われ、1905年にはノルウェーが独立し、現在のスウェーデンという一国に収まります。
近代以降は中立主義を掲げ、第一次世界大戦も第二次世界大戦も中立国として立場を保ちました

中立国としてのスウェーデン

第一次と第二次世界大戦では、厳正な中立を守り戦争に加わりませんでした。
社会民主主義の政策を維持し、高度な社会福祉国家となっていきます。
外交ではEUに加盟しますが、ユーロは使用せずクローネを使い、安全保障ではMATOに参加していません。
近代になると、科学技術の発展により、鉄鉱石と森林という豊かな資源を使い工業を発展させます。

第一次世界大戦でも中立を守りますが、戦後のナチスドイツの台頭に対して積極的に軍備増強し防衛にあたります。
1940年には武装中立を声明し、大戦ではドイツとイギリス両方から協力要請圧力がかかりますが中立政策を維持します。
第二次世界大戦後も基本は中立政策を維持し、NATOにも加盟していません。
戦前から戦後に内閣は社会民主主義を掲げる社民党が政権を担当し、高度な社会福祉国家を作ります。

1995年にはEUに加盟しますが、EU共通通貨のユーロについては2003年の国民投票で使用を否決し、現在も自国通貨クローナを使用しています。

ちなみに国連事務総長のハマーショルドはスゥエーデン人で、コンゴ動乱で遭難します。
また、ダイナマイトを発明し、その後ノーベル賞を設立したアルフレッド・ノーベルは、スウェーデンのストックホルム生まれです。

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